行ったり来たりのせめぎあい
「スプレッド」とはFX取引は外貨を売買して利益を生み出す商取引です。
買ったり売ったりの価格は、常に変動しています。
それがレートです。
ラジオのニュースを聞いていると、レートの話題が流れる場面があります。
よく見るのが「今のドル相場は80円50銭から52銭で取引されています」という具合です。
それは80円50銭から80円52銭の間で注文されているという事ではなく、ドルを買うときには80円52銭、売るときには80円50銭であることを意味しています。
言い換えると、買いと売りの価格が存在する事を示しています。
売値のことをビット、買値の事をアスクと表示している取引業者もあったりします。
売値のほうが買値よりも低く決められています。
買うときには高く、売るときには安くなるものです。
この差分をスプレッドといいFX業者の儲けの1つになっています。
スプレッドの幅はFX会社によって違います。
スプレッドの広さは負担になるので、低いFX取引会社をピックアップするほうが儲けられます。
ただし、局面によってはスプレッドの狭さは拡大したり、縮小したりします。
もし平常時はドルと円の組合せで1銭のスプレッドの幅だとしても相場の上下動がかなり大きいケースでは1銭よりも広くなったりする場合があります。
ですから、スプレッドが狭いのと同様に変化が小さいのが不可欠です。
この頃では変化しないスプレッド幅を表示する業者も多数存在します。
実際にFX取引会社の売り買い画面の中で為替レートをチェックしなければ区別できないのでわずらわしいですが必要不可欠な事です。
多額のお金を投資して売買をするわけですから、現実の注文の前に、心惹かれた業者の新規取引口座開設をいくつもして、表示されているスプレッドの広さを知っておきましょう。
同じ通貨でもそのときの為替の変動率によってスプレッドの差は変わります。
普通は、インターバンクで取引量の多い外貨ではスプレッドの幅が小さく、その他の通貨ペアではスプレッドの差が大きくなる事が多いです。